2021年6月15日火曜日

古文単語の暗記法

 


◆古文単語の効果的暗記法とは

暗記にはいくつかのコツがあります。

今回は、暗記に非常に役立つ「チャンク化」をご紹介しましょう。



◆チャンク化とは

たくさんのものを暗記するときに、むやみに覚えようとするのはあまりおすすめできません。

暗記するものを特徴ごとに分けてグループ化してみてください。

かなり覚えやすくなるはずです。

このグループ化を「チャンク化」といいます。


たとえば、電話番号をおぼえるときに

304978130452(架空の番号です)

と覚えるより

304‐9781‐0452

とグループ(かたまり)に分割すると覚えやすくなります。


おつかいを頼まれたときに、買うものを

「梨・ほうれん草・はさみ・バナナ・接着剤・桃・もやし・鉛筆・キャベツ」

とばらばらに覚えるよりも

・「3種類のものを合計9個」とグループ分けして

【野菜】ほうれん草・もやし・キャベツ

【果物】梨・桃・バナナ

【文房具】はさみ・接着剤・鉛筆

と覚える方が覚えやすいでしょう。

 


これを古文単語に当てはめます。

 古文単語の中でも、たくさんあってややこしい敬語を例にして説明しましょう。


◆古文単語のチャンク化 

たとえば、①敬語の種類 ②現代語訳 という分類で以下のようにグループ分けします。 

 

◆「行く・来」の尊敬語「いらっしゃる」と訳すもの

・います

・おはす

・おはします


◆「言ふ」の尊敬語「おっしゃる」と訳すもの

・おほす

・のたまふ

・のたまはす

 

どうでしょうか。

ひとつひとつバラバラに暗記するよりも、このようにグループ化して覚えたほうが、能率的で覚えやすいのではないでしょうか。

 

以下の一覧表を参考にして覚えてみましょう。

きっとすぐ覚えられるはずです。

敬語の一覧表


単語集を使っていてなかなか覚えられないときは、同じ特徴をもっている単語をグループに分けてみましょう。

きっと覚えやすくなりますよ。

 


◆まとめ

同じ特徴をもつ古文単語をチャンク化(グループ分け)して暗記する。



 

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