◆接続詞
1. 接続詞とは?
① 自立語で、活用がない
② 語と語、文と文などを接続し単独で接続語となる
2. 接続詞の意味
【順接】
前の事柄が後の事柄の原因・理由となることを表す。
【例】だから・そこで・それで・それゆえ・したがって
・きのうは39度の熱が出た。だから、家で寝ていた。
・パソコンの調子が悪くなった。そこで、新しく買いかえることにした。
※近年、多用される「なので」という接続詞があります。「だから」が、論理的で硬い印象を与えるためでしょうか、やわらかい「なので」が好んで使われるようです。しかし、これは「なので」は、話し言葉で使われるくだけた表現です。文章語としては使うのを避けたほうがよいでしょう。
【逆接】
前の事柄と後の事柄が逆の関係になることを表す。
【例】しかし・けれども・だが・ところが
・誕生パーティーに友人を招待した。しかし、誰も来なかった。
・彼の申し出は、たいへんありがたい。だが、今回は断る。
【添加】
前の事柄に後の事柄を付け加えることを表す。
【例】そのうえ・しかも・それに・それから
・蛇にかまれてしまった。そのうえ、蜂に刺されてしまった。
・このお店のケーキはとてもおいしい。しかも、かなり安い。
【並列】
前の事柄と後の事柄が並んでいることを表す。
【例】また・および・そして・ならびに
・自然は美しいものであり、また、恐ろしいものでもある。
【選択】
前の事柄と後の事柄のどちらかを選ぶことを表す。
【例】それとも・あるいは・または
・コーヒーにしますか。それとも、紅茶にしますか。
・自動車か、あるいは、バスで行こう。
【説明・補足】
前の事柄を言いかえて説明したり、補足したりすることを表す。
【例】つまり・すなわち・なぜなら・たとえば・ただし・もっとも
・失敗したら終わりだ。つまり、命はないということだ。
・彼は立ち上がれなかった。なぜなら、足がしびれていたからだ。
・値段は一万円です。ただし、消費税は含まれません。
【転換】
前の事柄から話題を変えることを表す。
【例】ところで・さて・では・ときに
・良い天気ですね。ところで、ここは何という街ですか。
・みんな集まりましたね。さて、試合を始めましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿