2022年2月4日金曜日

接続詞

 


◆接続詞


1. 接続詞とは?

① 自立語で、活用がない

② 語と語、文と文などを接続し単独で接続語となる





2. 接続詞の意味

  

【順接】

前の事柄が後の事柄の原因・理由となることを表す。    

【例】だから・そこで・それで・それゆえ・したがって

・きのうは39度の熱が出た。だから、家で寝ていた。

・パソコンの調子が悪くなった。そこで、新しく買いかえることにした。


※近年、多用される「なので」という接続詞があります。「だから」が、論理的で硬い印象を与えるためでしょうか、やわらかい「なので」が好んで使われるようです。しかし、これは「なので」は、話し言葉で使われるくだけた表現です。文章語としては使うのを避けたほうがよいでしょう。




【逆接】

前の事柄と後の事柄が逆の関係になることを表す。    

【例】しかし・けれども・だが・ところが

・誕生パーティーに友人を招待した。しかし、誰も来なかった。

・彼の申し出は、たいへんありがたい。だが、今回は断る。




【添加】

前の事柄に後の事柄を付け加えることを表す。        

【例】そのうえ・しかも・それに・それから

・蛇にかまれてしまった。そのうえ、蜂に刺されてしまった。

・このお店のケーキはとてもおいしい。しかも、かなり安い。




【並列】

前の事柄と後の事柄が並んでいることを表す。     

【例】また・および・そして・ならびに

・自然は美しいものであり、また、恐ろしいものでもある。




【選択】

前の事柄と後の事柄のどちらかを選ぶことを表す。      

【例】それとも・あるいは・または

・コーヒーにしますか。それとも、紅茶にしますか。

・自動車か、あるいは、バスで行こう。




【説明・補足】

前の事柄を言いかえて説明したり、補足したりすることを表す。     

【例】つまり・すなわち・なぜなら・たとえば・ただし・もっとも

・失敗したら終わりだ。つまり、命はないということだ。

・彼は立ち上がれなかった。なぜなら、足がしびれていたからだ。

・値段は一万円です。ただし、消費税は含まれません。




【転換】

前の事柄から話題を変えることを表す。           

【例】ところで・さて・では・ときに

・良い天気ですね。ところで、ここは何という街ですか。

・みんな集まりましたね。さて、試合を始めましょう。







◆アドバイス
接続詞は、文脈を正確にとらえるのに非常に大切なことばです。

はたらきをしっかり理解して、読解や作文に生かしたいですね。









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