◆形容動詞
① 自立語で、活用がある
② 単独で述語になれる
③ 事物の状態・性質などを表す
④ 言い切りの形(基本形)が「だ(です)」で終わる
② 単独で述語になれる
③ 事物の状態・性質などを表す
④ 言い切りの形(基本形)が「だ(です)」で終わる
「静かだ・まじめだ・健康だ・心配だ・急だ・積極的だ・カラフルだ」などが形容動詞です。
形容動詞は、下のように活用語尾が「です」になることもあります。
「静かです・まじめです・健康です・心配です・急です・積極的です・カラフルです」
2. 形容動詞の活用
形容動詞も活用します。
「静かだ」を例にして説明してみましょう。
■「静かだ」の活用形■
【未然形】静かだろ(う)
【未然形】静かだろ(う)
【連用形】静かだっ(た)
静かで(ある)
静かに(なる)
静かで(ある)
静かに(なる)
【終止形】静かだ( 。 )
【連体形】静かな(場所)
【仮定形】静かなら(ば)
【命令形】なし
「静か」が形の変わらない「語幹」で、下線部「だろ・だっ・で・に・だ・な・なら」が活用語尾です。
形容動詞の活用の種類は一種類しかないので、活用表を暗記するのがおすすめです。
【形容動詞の活用表】
活用形が問われたら、暗記している活用表をもとに、語尾の形で何形なのか見分けましょう。
問 次の下線部の形容詞の活用形を答えなさい。
① 静かに勉強する。
② 心配ならば、見てこい。
③ 彼はとてもまじめな人です。
④ 友達の態度は積極的であった。
⑤ 明日の天気は穏やかだろう。
⑥ 春の風がさわやかだ。
⑦ 彼はとてもパワフルだった。
【考え方】
各形容動詞の活用語尾に注目し、活用表をもとに活用形を見分けます。
①「静かに」は、活用語尾が「に」なので、連用形。
②「心配なら」は、活用語尾が「なら」なので、仮定形。
③「まじめな」は、活用語尾が「な」なので、連体形。
④「積極的で」は、活用語尾が「で」なので、連用形。
⑤「穏やかだろ」は、活用語尾が「だろ」なので、未然形。
⑥「さわやかだ」は、活用語尾が「だ」なので、終止形。
⑦「パワフルだっ」は、活用語尾が「だっ」なので、連用形。
※形容動詞も動詞と同じように次に続く語で活用形を見分けることもできます。しかし、一部に動詞と接続が違うことばがあります。
たとえば、「ない」は、動詞の未然形に続きますが、形容動詞では連用形に続きます。
・走ら(ない)→「走ら」は、動詞の未然形。
② 心配ならば、見てこい。
③ 彼はとてもまじめな人です。
④ 友達の態度は積極的であった。
⑤ 明日の天気は穏やかだろう。
⑥ 春の風がさわやかだ。
⑦ 彼はとてもパワフルだった。
【考え方】
各形容動詞の活用語尾に注目し、活用表をもとに活用形を見分けます。
①「静かに」は、活用語尾が「に」なので、連用形。
②「心配なら」は、活用語尾が「なら」なので、仮定形。
③「まじめな」は、活用語尾が「な」なので、連体形。
④「積極的で」は、活用語尾が「で」なので、連用形。
⑤「穏やかだろ」は、活用語尾が「だろ」なので、未然形。
⑥「さわやかだ」は、活用語尾が「だ」なので、終止形。
⑦「パワフルだっ」は、活用語尾が「だっ」なので、連用形。
※形容動詞も動詞と同じように次に続く語で活用形を見分けることもできます。しかし、一部に動詞と接続が違うことばがあります。
たとえば、「ない」は、動詞の未然形に続きますが、形容動詞では連用形に続きます。
・走ら(ない)→「走ら」は、動詞の未然形。
・静かで(ない)→「静かで」は、形容動詞の連用形。
動詞についているのが助動詞の「ない」で、形容動詞についているのが補助形容詞の「ない」だから、このような違いが出ます。
混乱を避けるために、動詞は続く語で判断、形容動詞は活用表で判断と分けるのがおすすめです。
活用表を何度も声に出して唱え、暗記してしまいましょう。
以上、形容動詞でした。
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動詞についているのが助動詞の「ない」で、形容動詞についているのが補助形容詞の「ない」だから、このような違いが出ます。
混乱を避けるために、動詞は続く語で判断、形容動詞は活用表で判断と分けるのがおすすめです。
活用表を何度も声に出して唱え、暗記してしまいましょう。
以上、形容動詞でした。
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